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防水工事の重要性と行うべきタイミングのご紹介!

大規模修繕の豆知識 2021.10.10 (Sun) 更新

「前の雨でも雨漏りしなかったから、まだ大丈夫。」

「入居者の方から何も連絡がないから問題ない。」

これを読んでいただいているオーナーの中には、上記のように思っている方が多いと思います。

しかし、自身の物件がいつ雨漏りしてしまうか正確に判断できる方はいないと思います。

実際に、防水工事も塗装工事同様、費用が掛かってきますので、考えることを避ける方もいらっしゃいます。

そこで重要なことは、自身の建物の現状を知り劣化状況に向き合うことであり、それが資産価値の減少を最小限に抑える方法です。

なぜ、防水工事が重要なのかという点を今回のブログではご紹介していきたいと思います。

防水工事を行わなければいけない重要性

防水工事を行わなければいけない理由は、結論から申し上げると「マンションアパートの劣化」を速めてしまう原因の一つとなるからです。これは、木造やRC造等の構造に関わらず、防水を怠ったたり、不具合が起こったままの状態で放置したりしていると、漏水が発生してしまい、室内や躯体内部へと浸水してしまいます。内部へと浸水してしまうことで、木造の建物のケースでは、柱が腐食されてしまいます。また、コンクリート製の場合で行くと、木造同様に雨による腐食が見られ、サビやカビが発生します。このように、構造問わず、防水を疎かにすることは、建物の内部から劣化を進めてしまう原因になり、対策をしなければいけないということがわかると思います。

防水工事を行わなければいけないタイミングとは!

施工方法や、建物により耐久年数は違ってきますが、基本的に防水工事は、5年~10年を目安に検討を行う方が、多くいらっしゃいます。耐久年数は、あくまで目安ということもあり、実際に、建物の状況を見て、劣化状況を判断することが重要になります。ここでは、その一例をご紹介したいと思います。
まず、建築材のつなぎ目であるシーリングの箇所がひび割れていないかを確認することが重要になってきます。この点に亀裂が生じていると、雨漏りが発生してしまう可能性が非常に高くなります。なので、弊社でも紹介しているのですが、緊急度と重要度どちらも高い箇所になるので要注意です。
次に、屋上や屋根、バルコニーのある特定の箇所に水が溜まっているというような状況です。なぜなら、水が溜まっているということは、溜まっている部分の防水性能の低下を表しており、劣化が早まってしまう事が挙げられます。
また、3点目には、排水溝付近のつまりの確認が重要となります。水回りは手間がかかりますが、丁寧な掃除が必要になります。その理由として、ごみが溜まってしまうことで、水たまりができ排水機能が落ちることで、防水層の劣化が進んでしまいます。
これらの、点を要注意しながら、防水工事を行うタイミングを見極めていく必要があります。

おわりに

みなさん、今回は、防水工事を行う必要性とそのタイミングの目安についてご紹介していきました。いかがでしたでしょうか。次回は、この防水工事の種類と特徴についてご紹介していきます。季節がら、台風の発生もあり、雨漏りが発生しやすくなっていますが、今一度浸水する前に、一度劣化状況の診断を行うことが、建物を守るのに必要な事になってきます。気になる方は、是非一度診断依頼でお声がけいただければと思います。