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北九州市門司区にて屋上防水工事絶縁工法シート張り状況

施工中の様子公開 2023.05.02 (Tue) 更新

前回は下地処理と下地調整の紹介となりました。下地に凹凸があるままシートを張り防水を行うと漏水やシートの剥がれ、水たまりが出来るなどの様々な不具合の原因となりますので下地処理や下地調整は大事な工程です。

 

今回はウレタン防水塗装施工前の通気緩衝シートの施工状況の紹介です。工事前の既存の状態は改質アスファルトシート防水でした。雨漏りが発生されており雨漏りの補修工事跡がありましたが、雨漏りは止まらず雨漏り箇所の特定が難しいため今回既存防水シートを全て剥ぎ取り躯体の状況を確認して下地処理入念に行いました。既存シートを剥ぎ取り下地処理が完了したら画像の絶縁シートを張り付けます。このシートを張ることにより躯体と防水層を分離させ漏水を防ぎます。サラセーヌ通気緩衝工法です。シート張り合わせはジョイントテープを貼り端末には端末テープを貼ります。シートを張る際はしわやよれが無いように注意して張ります。

 

写真のようにジョイントテープを貼り端部には端末テープを貼ります。ジョイントテープは防水剤が入るのを防ぐ事と通気させる効果があります。端末テープは端末のシートの浮きや反りを防ぐ役割をします。画像にはありませんが改修ドレンの施工はシートを張る前に行います。既存防水シートを撤去して通気緩衝シートを張り終えるまでの間は天候には注意する必要がありますので工程を組む際には週間天気予報の確認を必ず行います。

 

 

30~100㎡以内に1つの脱気筒をとりつけます。取付箇所のシートにカッターで切り込みを入れて通気を促す貫通孔をドリルで開けます。下地の水分や水蒸気を導きやすくします。脱気筒はアンカープラグで固定します。取付位置は脱気効率を考えて配置いたします。補強布を敷いて土台部は完全密封いたします。脱気筒を取り付ける理由は躯体からの空気や水分、水蒸気により防水塗膜の膨れや浮きを防ぐ為です。脱気筒で空気や水分、水蒸気を逃がし防水効果を長持ちさせます。また水分を外に逃がす事でクラックが起きにくいなどのメリットもあります。

次回の工事はウレタン防水塗布の施工状況です。工事内容はコチラ

 

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