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必見!防水塗装でやり直しを防ぐために必要な事。

大規模修繕の豆知識 2021.11.03 (Wed) 更新

ポイント-min

いつも弊社のスタッフブログを読んで頂き、ありがとうございます。SKリニューアルです。

本日は、実際にあった例をもとに、防水塗装をやり直さないために、重要なポイントを3つご紹介したいと思います。

①下地の確認を徹底する

下地の確認

修繕工事の目的上、古くなった箇所を新品に取り換えるという作業が多くなります。そこで、表面の完成部分に着目しがちですが、表装材を外した際には、まず、下地の確認を行うことが重要になります。実際の共用階段で再塗装になってしまった例でいくと、鉄筋コンクリートにモルタル下地の上に防水塗装で仕上げている階段の例があります。こちらは、雨天時に水が溜まってきている様子があったので、防水塗料の塗りなおしを検討しておりました。しかし、表装を外し、そのまま塗りなおしを行ったところ、塗装終了時には、下地ごとはがれてしまったというケースがありました。このケースからもわかる通り、下地が弱っていることに気づかず、そのままネジを打ち込んだりしてしまう事で、結果的にかなりの箇所を補修しなおすことになりました。工期もかなり伸びてしまったこともあり、対策として、作業前に監督の方と一緒に、モルタルの状態を確認しておくことが重要になります。

 

②塗装作業前の清掃を徹底

 

清掃を徹底

マンションの大規模修繕では、防水を含めた塗装工事が大部分を占めることがほとんどですが、その際に注意すべき点として、不要なゴミやネジ等が混入していないかを確認することです。とあるマンションでは、この清掃が徹底されておらず、残っていたゴミが防水の塗料に塗り込まれていたことがありました。実際に、ゴミが混入していると、何が起きるのかというと、時間が経過するごとにはがれて、そこから穴が開いてしまうのです。こういうことが起こってしまうのを防ぐために、施工業者に任せきりにするのではなく、施工前に床面の清掃が行き届いているかを確認することをお勧めします。多少の手間はかかってしまいますが、後ほど施工不良となり、工期が伸びることを考えると必要な確認となるでしょう。

 

③プライマー・塗料の施工手順書の確認の徹底

施工手順書の確認の徹底

最後は、プライマーや塗料の施工手順書の確認の徹底を行って頂くことです。少しでも早く工事を終わらせたいと思うオーナーさんもいらっしゃると思いますが、そういった方や業者こそ注意が必要になります。別の物件でも、経年劣化が起きていたことから、防水塗装部の塗りなおしを行っていました。しかし、塗装後すぐに、シワができており、下地が露出している状況にもなっておりました。これが起きた理由としては、実際にプライマーを塗布してから、既定の時間よりも短い時間で塗装を行ったことで起きた問題であるということになります。この事例からもわかる通り、施工手順をしっかりと確認する重要性がわかるかと思います。これにより、さらなる手間がかかってしまったのは言わずもがなです。


おわりに

以上ですが、いかがでしたでしょうか。今回は、防水・塗装工事を行う際に再工事にならないために押さえておくべきポイント3つをご紹介しました。SKリニューアルで施工を担当させて頂く際には、上記の点はもちろん徹底しておりますので、お気軽にご相談頂ければ幸いです。